奥州街道を歩く―教習所卒業―



仮免、卒検、免許の試験、どれもこれも満点取らなくても合格できるそうな。おかしいだろ。だってさ、満点取れないってことはどこかに落ち度があるんだよね。実技で満点が取れなくて、「一回だけ針路変更前の安全確認するの忘れたちゃったの〜。でも受かってよかった〜。」とか言ってる人が免許持ってんのはおかしいぜ。筆記で満点が取れなくて、「そっか〜。中央線が黄色のとこでは追い越し禁止か〜。」とか言ってる人が免許取れるのおかしいって。

確かにさ、運転してたらうっかりミスもあるし試験問題は悪意があるとしか思えない愚問の連続だけど、うっかりミスだからって事故の言い訳にはなんないし、悪意があるとしか思えないドライバーだって実際にはいる訳だから、せめて試験のときだけでも満点の答え出さないと。満点出せないのに試験に合格できるのはおかしいって。車の運転なら変な運転誰かがしてても他の人たちが気をつけてよければいいからまだいい。医者の免許試験とかで満点じゃないのに受かってる人がもし、いたとしたら・・・。いやだよ、そんなの。

え?「ほな、どないやねん?!われ、ちゃんといけたんかいや?」って?アホなこと言わんといてぇや。この僕が満点なんか取ってる訳が無いでしょ。

そうやって免許制度の話をしている内に卒検の結果が出た。合格。

ということは色々あった宇都宮ともこれでお別れだ。二週間も宇都宮で過ごしてると宇都宮にも教習所にも愛着がわいてくる。ありがとう、そしてさようなら。感動をありがとう。君たちとの別れがつらいよ。僕、きっと戻ってくるからね。絶対。大学卒業したら、絶対宇都宮に来るからね、待っててよ、ね。

涙がぽろぽろこぼれてくる。

嘘。そんなには感動してないけどね。でも、教習所を去るときに少しだけ大人になった気がしたのは事実。将来、奥の細道チャリ紀行をやることがあったら宇都宮に寄ったげる。え?通り道だからだろ、って?まぁそうだけどさ。

さて、「奥州街道を歩く」を関した紀行文のくせにひたすら旅に出るまでを引っ張ってきましたが、次回からいよいよ、奥州に旅立ちます。次回は「奥州街道を歩く―旅立ちの月光仮面―」、お楽しみに。

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